上手な摂り方。
こちらでは、ビタミンB群の一つであるナイアシンの上手な摂取方法や注意点、食材までを説明していますので、当ページを参考に、しっかりとした摂取を心がけましょう。
ナイアシンの摂取量はどれくらい?
厚生労働省の食事摂取基準(2005年)より
男性 | 女性 | |||
推奨量(mg) | 上限量(mg) | 推奨量(mg) | 上限量(mg) | |
18〜29歳 | 15 | 300(100) | 12 | 300(100) |
30〜49歳 | 15 | 300(100) | 12 | 300(100) |
50〜69歳 | 14 | 300(100) | 11 | 300(100) |
・カッコ内が「ニコチン酸」の上限値
・カッコ外が「ニコチン酸アミド」の上限値
上記のとおり、ニコチン酸アミドの形で摂取した方が、上限値が高いために安全です。
欠乏症や過剰症。
- 欠乏症
- ナイアシンが不足すると、「ペラグラ」を発症します。
主な症状は、皮膚炎や下痢などで、深刻な場合は、うつ症状や統合失調症を引き起こします。
アルコールを多く飲む方は、ナイアシンが不足しやすく、肌荒れ、胃腸の不調、二日酔いなどの症状が起こりやすいと言われています。 - 過剰症
- ナイアシンの過剰摂取は、「ニコチン酸」と「ニコチン酸アミド」で違います。
■ニコチン酸
顔の紅潮や皮膚が痒くなるなどの「ナイアシンフラッシュ」が起こることがあります。
■ニコチン酸アミド
胃腸障害、肝毒性、消化性潰瘍を引き起こすことがあります。
ナイアシンの効果的な摂取方法や注意点。
ナイアシンの持つ代謝の効果は、他のビタミンB群とバランス良く摂取することで、より効果を発揮すると言われています。
また、ミネラルのクロムと組み合わせて摂取することにより、少量のナイアシンで血糖値やコレステロール値が下がると言われています。
逆に、「こぶ茶」と同時に摂取すると、ナイアシンの吸収が低下しますので、注意して下さい。
また、上記のとおりナイアシンは、血糖値を下げる働きがあるために、糖尿病の方は医師に相談してから摂取しましょう。
ナイアシンが摂取できる食品
下記に食品100g当りに含まれるナイアシン量を記載していますので、ご参照下さい。
まいたけ | 61.4mg |
かつお節 | 45.0mg |
たらこ(生) | 49.5mg |
インスタントコーヒー | 47.0mg |
ピーナッツ | 17.0mg |
しいたけ(乾) | 16.8mg |
まいわし(丸干し) | 15.6mg |
するめ | 14.1mg |
牛レバー(生) | 13.5mg |
鶏肉(ささ身) | 15.5mg |
まぐろ刺身(赤身) | 11.0mg |
乾燥わかめ | 10.5mg |
サプリメントでナイアシンを摂取する場合。
出来れば食品からの摂取が望ましいのですが、偏食気味な方や、より積極的にナイアシンを摂取したい方は、サプリメントなどで補ってあげるのも良いでしょう。
ただし、ナイアシンだけを大量に摂らずに、ビタミンB群をバランス良く摂取するようにしてください。
・本サイトの利用は、ナイアシンの基礎のトップページにある注意事項をよく読んでご利用下さい。
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